携帯電話の方はこちらからお入り下さい。

(2)清算的要素

  • 離婚による財産分与によって、どの夫婦の共同財産がどのような割合で分与されるのでしょうか(財産分与の清算的要素の対象・基準)

  •  
  • 財産分与の清算的要素の対象
    夫婦生活より共同して得た財産は、財産分与の対象となります(財産分与の清算的要素)。すなわち、名義が誰であるかに関わらず、夫婦の一方が婚姻以前から有していた財産及び夫婦の一方が自己の名で得た財産(特有財産)以外の財産は、原則として財産分与の対象となります。
    具体的には、夫の稼ぎで購入した夫名義不動産について、妻は専業主婦であったような場合には、妻の協力があってこそ夫は稼ぐことができたのであり、かかる不動産は財産分与の対象となります。他にも、退職金は対象になり、将来の退職金も支払われる蓋然性が高いような場合には対象になり得ます。また年金については、一定の場合に年金分割が可能になりました。
    家事労働については、清算のときにその寄与分を考慮して清算することができる場合があります。妻が夫の資格取得に貢献した等の無形財産にあっても、このような妻の寄与を清算の時に考慮することができます。
  • 清算的要素の分与基準
    分与基準は、共稼ぎ・家業従事・専業主婦のいずれの場合であっても原則として50%:50%とされ、そこに、特別な寄与分がある場合には、その点を考慮して、60%、70%とされています。